熊本

出典：総務省統計局ホームページ（https://www.stat.go.jp/index.html）

熊本市は熊本県の県庁所在地で、人口が最も多い都市であり、政令指定都市の一つです。市内には西区、北区、中央区、東区、南区の5つの行政区が存在し、市の面積は約390km2で、約74万人の市民が住んでいます。これは熊本県の総人口の約43.2%に相当し、九州地方では福岡市、北九州市に次いで3番目に人口が多い都市です。熊本市は2012年に政令指定都市に昇格し、九州地方で最も新しい政令指定都市となっています。また、熊本市は日本最南端の政令指定都市でもあります。

熊本市は歴史的には肥後国府や肥後国分寺のある地域で、中心市街地は細川氏の熊本藩54万石の城下町を基に発展してきました。市内には繁華街の下通商店街などがあり、特に下通商店街は国内でも大規模なアーケード商店街として知られています。ただし、熊本城周辺には環境基準による高さ制限があるため、高層ビルは中心部には存在しません。しかし、熊本駅周辺の新都心地区には高層ビルが建ち並んでいます。

熊本市は農業でも有名で、九州一の農業王国とされています。市内の田園地帯では米、ナス、メロンなどが生産され、特に米とメロンは九州一、ナスは日本二位の産出額を誇ります。また、温州みかんの生産地でもあり、選果場や加工工場が多く存在します。