徳島

●概要

徳島市

●概要

出典:総務省統計局ホームページ(https://www.stat.go.jp/index.html)

徳島市は徳島県の県庁所在地で、中枢中核都市に指定されている都市です。市のブランドステートメントは「わくわく実感! 水都とくしま」です。徳島市は江戸時代には徳島藩の城下町として栄え、国内で人口が上位10位に入る城下町となりました。また、古来から近畿地方との深い繋がりがあり、神戸淡路鳴門自動車道や関西地方のメディアを通じて交流が盛んです。

市は吉野川の河口に位置し、紀伊水道に面しています。毎年8月には有名な伝統的な祭りである阿波踊りが開催され、約400年の歴史を持つこの祭りには多くの観光客が訪れます。江戸時代から明治時代にかけては、藍や木材の集散地として栄え、全国でも有数の商業都市でした。大阪などの関西地方との関係も深く、明石海峡大橋の開通後はそのつながりが一層強化されました。

大正時代以降、藍産業の衰退により市は一時停滞しましたが、藍商人による金融機関の設立や新たな産業の発展により経済の基盤が築かれました。戦後の徳島大空襲による被害を受けながらも、市は復興し、高度経済成長期に新産業都市として指定され、化学工業を中心に工場が誘致され、従来の産業も発展しました。明石海峡大橋の開通前後には流通産業や製造業が立地し、市の経済は成長しました。市内の商品販売額は四国の市町村の中で第4位であり、製造品出荷額は第6位(県庁所在地中では第1位)です。

●徳島市の製造品