大分

●概要

大分市

●概要

出典:総務省統計局ホームページ(https://www.stat.go.jp/index.html)

大分市は大分県の中部に位置し、同県の県庁所在地であり、中核市に指定されています。人口では大分県内および東九州(大分県および宮崎県)で最多の都市で、九州地域では福岡市、北九州市、熊本市、鹿児島市に次ぐ第5位の人口を有しています。

大分市は大分県の行政、経済、交通の中心地で、大分都市圏の中心でもあります。市内には県内の総人口の42.7%が集中し、県庁所在地の中では熊本市と並び最も高い集中率です。この都市は長い歴史を持ち、古代には豊後国の国府が置かれ、中世には大友氏の城下町として栄え、戦国時代にはキリシタン大名大友義鎮(宗麟)の庇護下でキリスト教の布教の中心地として南蛮文化が栄えました。

高度経済成長期に重化学工業の進出を経て、工業都市として急成長し、現代では電子工業の立地も進んでいます。大分臨海工業地帯を中核に、基礎素材産業、鉄鋼、化学、石油関連産業が発展し、全国で製造品出荷額などで11位の地位を獲得しました。また、太陽光発電においても全国で最も多くの発電容量を有する都市の一つとして注目されています。

大分市は、歴史的な背景と工業の発展が交差し、多様な産業と文化が栄える地域です。

●大分市の製造品