●概要
秋田県は、携帯電話、PC、タブレットなどの通信機器に不可欠な固定コンデンサの出荷額が全国1位で、産業の中心となっています。また、あきたこまちの名産地であり、米の産出額は全国3位に位置しています。日本酒の生産量も全国6位です。
宮城県に次いで、樹齢200年以上の天然秋田杉が育ち、木材生産量は全国4位です。秋田杉は木曽のヒノキや津軽のヒバとともに、日本三大美林の一つとされています。一方で、過去には秋田県の先導で秋田杉を建材とした住宅を提供したが、地盤沈下や欠陥が頻発し、破産の結果となりました。
秋田県ではかつて銀山や銅山などの非鉄金属鉱業が栄え、石油や天然ガスも産出していましたが、資源の枯渇や経済の変化により、鉱山は閉山となりました。ただし、石油は一部の油田で現在も採掘が行われており、シェールオイルの商業生産も行われています。
秋田市
●概要
出典:総務省統計局ホームページ(https://www.stat.go.jp/index.html)
秋田市は歴史的に城下町として栄え、また北前船の寄港地としても知られてきました。市内には秋田港や工業団地があり、秋田火力発電所なども立地しています。
また、秋田県内で一極集中型の都市であり、県内主要な官公庁や企業の本社が立地しています。さらに、多くの国の出先機関や大手企業の支社も存在し、地域の行政、経済、産業の拠点となっています。
秋田市には観光資源も多く、博物館や美術館、アウトドアスポットなどが存在します。地元の郷土料理である「きりたんぽ」も観光の魅力の一部です。市は「観光あきた維新」を掲げ、国内外からの観光客誘致に取り組んでおり、観光情報サイトや国際放送を通じた宣伝など、さまざまな施策を実施しています。
●秋田市の製造品